みなさま、こんにちは
「花土=観光協会ブログ」28年度第34週目です
(昨年度は「花金」でしたが、今年度は土曜日に移動しています)
先週やたら寒かった北斗市…。
今週はというと……先週より温かかった気がします
それでもまだまだ全国的にも寒暖差が激しい日が多いので
風邪を引かないようにみなさんもお気を付けください
さて、今回は……
最近お問い合わせの増えてきた「ローマへの道~冬~」についてです
(これは昨年のポスターです)
毎年12月24日クリスマスイブに開催されていたイベントで
トラピスト修道院前の「ローマへの道」と名付けられた並木道を
地元の手作りワックスキャンドルで幻想的な夜を演出する
まさにクリスマスイブにふさわしいイベントでした
(毎年来てくださっていた方、ありがとうございます)
が、しかし………
えっあの静寂な雰囲気が好きだったのに~って思われている方、ご安心を
少し違った形で開催します
として開催します
修道院へと続く約400メートルの並木道をライトアップし幻想的な風景を演出、
その雰囲気を楽しんでいただくイベントです
キャンドルからライトに変わったのですが
なんといっても毎年クリスマスイブの1日限定だったのが、
今年からは、12月17日(土)~24日(土)の1週間イベントに代わりましたっ
クリスマスイブ1日だけでしかも平日(今年は土曜ですが)だと、
なかなか来づらいこともあったかと思いますが、今年は1週間開催しています
クリスマス1週間前の土日に、
クリスマスへ向けての気分アゲアゲに来てもいいし、
平日の人が少ない時間を狙って、
2人っきりの雰囲気を味わってもOK
もちろんクリスマスイブの日も大歓迎です
場所:トラピスト修道院(北斗市三ツ石392)
開催日時:平成28年12月17日(土)~24日(土)17:00~20:00
お問合せ先:北斗市経済部観光課 0138-73-3111(内線282)
アクセスは……
■道南いさりび鉄道でのんびり電車デート
「渡島当別(おしまとうべつ)駅」から徒歩20分程度
■お車で
北斗市役所あたりから車で20分程度
函館市からは車で40~60分程度でしょうか
渡島当別駅近くの駐車場もありますし、
トラピスト修道院へ行く踏切を超えたあたり(石別中学校よりも手前)にも
駐車場があります
今年初めてのイベントになるのでぜひ来てみてください
この時期はかなり冷えるので、自分が思うより1枚多い防寒をしてきてくださいね
みなさま、こんにちは
「花土=観光協会ブログ」28年度第33週目です
(昨年度は「花金」でしたが、今年度は土曜日に移動しています)
今週はついに北斗市にも雪が降りました
(でっかい北海道北の方と南の方だと雪の降る時期も少し違いますっっ)
そんな今週は気温が10℃超えたと思ったら、一気にマイナスに突入したり
日ごとの気温差があって体調管理が大変でしたね
皆さんも風邪にはお気を付け下さい
さて、今週は先週に引き続き北斗市に残る伝説のご紹介です
今回は矢不来(やふらい)天満宮の赤松に関する伝説です
矢不来天満宮(住所:北斗市矢不来138番地)
Googleマップさんをお借りして位置を説明すると……
北斗市の中の西側にあります。ちなみに上の地図で新函館北斗駅が上(北側)
新函館北斗駅からだと車でだいた30~40分のあたりにあります
15世紀に矢不来に大松一株が漂着しました
この流れ着いた大松の間に2尺ほどの木像があるのを発見し、それを矢不来の地で祭りました。
その後、流れ着いた浜辺に赤松の大木が生えました。
時は流れ、1930年(昭和5年)上磯~木古内間に鉄道仮設工事が始まりました。(今の道南いさりび鉄道ですね)
この赤松の大木がトンネルの入り口部分にある為、倒れてきては危険との事で仕方なく記念写真を撮影してから伐ることになりました
いざ赤松を伐ろうとしたのですが、旭川から連れてきた腕のいい木こりでも伐る事が出来ませんでした
そして、ある夜その木こりの夢に老人が現れて「切り口に葦を挟んで伐るとよい」と教えてくれました
木こりが夢に現れた老人の言った通りにしたところ、ようやく伐ることが出来ました
そして、伐った赤松が矢不来天満宮の天神様に関わる木ということでお祓いをしたのですが、
木こりとお祓いをした神官は死んでしまったといいます
さらに、鉄道開通後も白衣の老人が夜な夜な道路に立つ、線路上に立つ、汽車の客車に入ってくるなど………
白衣の老人の噂が絶えなかったとの事です
あまりにも白衣の老人の噂で騒がれたため、伐った赤松の大木の一部を矢不来天満宮に祀って木の霊を鎮めました
と、このような伝説があります
そして、実はこの伝説の続きとなりそうな事柄が最近あったそうなのです
函館江差自動車道の工事進んでいた数年前のことです。
とある赤松が工事の妨げになると矢不来天満宮の宮司さんは工事関係者から相談を受けていました
その赤松の写真を見た宮司さんはどきりとしたそうです
それもそのはず、その赤松は宮司さんが写真で見た伝説の赤松にそっくりだったのです
宮司さんは過去の犠牲者の話が脳裏によぎり、伐らずに移植を勧め、祈祷をさずけたそうです
この話は今年の8月19日の北海道新聞「みなみ風」に掲載されていました
(「みなみ風」はみなみ北海道の方ならおなじみ北海道新聞の夕刊と一緒に配達される地域情報版のことです)
実際に伝説の赤松を今も矢不来天満宮で見ることが出来ます
矢不来天満宮は道南12館の一つ茂別館(もべつたて)跡でもあります。
歴史好きな方も今回の伝説に興味を持った方もぜひ行ってみてはいかがでしょうか
みなさま、こんにちは
「花土=観光協会ブログ」28年度第32週目です
(昨年度は「花金」でしたが、今年度は土曜日に移動しています)
11月3日に第35回北斗市茂辺地さけまつりが開催されました。
あいにくの雨天でしたが朝から多くの方が来ていただき、ありがとうございました
今回サケまつりが行われた茂辺地川にはサケに関する伝説があります
今回のブログではサケ繋がりでこの伝説をご紹介します
昔から茂辺地川には多くのサケが遡上していたそうですが、ある年からサケが一匹たりとも遡上しなくなりました
川に来たサケを捕り、生計を立てていた領民たちは非常に困っていました
すると、その時領主の夢枕で「汝の愛姫を海神に捧げれば、漁は前年の倍になるであろう。」と告げられました。
領主は悩みふさぎ込みました。
領主の娘は花のような美しさと伝えられる程で、領主は父としてそんな可愛い娘を海神捧げることなどできないからでした
姫は、苦悩する父に理由を聞きました。
父は夢のお告げを打ち明けつつも、「お前は何も心配することはない。」と伝えました
それに対し娘はよく考え、「領民のために、私が犠牲になりましょう。どうか先立つ不孝をお許しください。」と言いました。
そして、止めようとした父の手を振り切り外に出て、数十丈もある断崖の上で合掌し、領民と父の為祈りを捧げ、海中に身を躍らせました
その後駆けつけた家来たちが崖を見ると、姫の姿はありませんでした
それ以来、お告げの通りにサケは以前の倍も捕れるようになりました
と、このような伝説があるそうです
ちなみに、このような「サケを採れるよう犠牲になる」という伝説は戸切地川(へきりちがわ)にも残されています
戸切地川の伝説ではサケが遡上しなくなったので、郷士の岡田信忠の長女テルを船に乗せ、龍神へ捧げたそうです
それから、テルは晩秋に一晩だけ里帰りをするようになったのですが、ある時妹がその寝姿を見ると、ヘビになっていたそうです
それからテルは戻ってこなかったと言います
このような伝説は実際にあったかはわかりませんが、伝説として残っていること自体が興味深いことだと私は思います
皆さんの地元の伝説も調べてみると意外と面白い物があるかも知れないですね