みなさま こんにちは
本日の案内女子Pick UP担当は
最近の気温の上下にやられ、珍しく風邪気味の長女のMです。
月並みですが、みなさまも体調にお気を付け下さい
芸術と文化の秋なので、北斗市郷土資料館で開催されている、
『特別展 北海道・北斗市指定文化財展』に行ってきました。
北斗市郷土資料館 第6回特別展
15世紀陶器~17世紀円空仏~19世紀絵図まで
期間:平成29年10月16日~11月12日
午前9時~午後5時 休館日:11月6日(月)
会場:北斗市郷土資料館 特別展示室(北斗市総合分庁舎2階)
主催:北斗市教育委員会
北斗市の「円空仏」3体ほか、北海道指定・北斗市指定の文化財をあつめ
展示している期間限定の特別展です。
以前、観光案内所のお客様に上ノ国町の円空仏について尋ねられて以来、
親しみやすく優しげなお顔に魅かれまして
円空は江戸時代初期の天台密教の僧で、全国各地で仏像を作り、
残しています。
道内にも多くの仏像がありますが、ポスターを見ると北斗市の円空仏は
お顔が削れているものもあるようです。
学芸員の森さんに、詳しく聞いてみました
▼上磯八幡宮所蔵
奉納された由来などは不明ですが、保存状態が良く、
本州の「円空仏展」に出展されたことがあるそうです。
▼茂辺地 曹渓寺所蔵
昭和10年に北斗市茂辺地の小さなお堂から発見されたこちらの円空仏。
顔と台座が削り取られています。
所有者の息子さんが病気になり、快癒祈願をするも亡くなってしまった為
効験が無いとして顔を削り取られて捨てられたそうです
その後祠に祀られたのですが、今度は「煎じて飲めば病気が治る」として
台座が削られていったそうです。
受難多き仏さまですが、北海道で発見された円空仏の第1号で、
ここから道内で円空仏調査が盛んに行われるようになった。
言わば北海道の円空仏ブームの火付け役です
▼富川八幡宮所蔵
海岸で発見されたこちらの円空仏も顔が削れていますが、
これは子供たちが海岸を引っ張って遊んだ時に削れてしまったものだとか・・。
普段は公開されておらず、特に富川八幡宮では一般への公開はしないという
円空仏が、今回初めて3体揃って展示されています。
並んで展示されているので、それぞれの違いを見比べられる貴重な機会です
このほかに、今年3月31日に北海道有形文化財に指定された
『矢不来館跡出土品』や、
今は北海道新幹線駅のある地域、北斗市市渡(いちのわたり)の明治初期の
絵図など普段公開していない貴重な資料が多く展示されています。
説明や由来を聞くとより一層歴史が身近に感じられます。
「普段見られないものなので、多くの人に見に来てほしい」と資料館の方も
お待ちしています
ご興味のある方は是非足を運んでみてください
(11月12日(日)までの特別展です)
開館時間│9時~17時
休館日│毎月第1月曜日・年末年始
入館料│無料
住所│北斗市本町1丁目1-1(北斗市総合分庁舎2階)
TEL│0138-77-8811
北斗市観光案内所では、北斗市郷土資料館のパンフレットをご用意しています。
今回は、仏像の写真ばかりでした でも「ありがたや~」
次はポップな話題を提供できるようにがんばります
それでは、今日もステキな一日になりますように
北斗市観案内所でおまちしております
<こちらもチェック>
【大野文化財保護研究会】http://iruka.g.dgdg.jp/bunpoken/siryoukan/kyoudokan.htm